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キエフ国立大学博物館

タラスシェフチェンコ記念キエフ国立大学に併設されている博物館に行ってきました。授業の一環です。

 

博物館が併設されてる建物は、日本語のガイドブックにも載っているこの赤い建物。

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3階に、小規模ではあるものの大学の歴史を展示した博物館があります。入場料は無料でした。(一般に公開しているかどうかはわかりません)

 

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キエフ国立大学は19世紀に聖ウラジミール記念帝国大学として建てられ、その後20世紀にタラス・シェフチェンコ記念国立大学に名称を変え現在に至ります。当初は哲学部(歴史・言語学科と物理・数学科の2学科)のみで、開設当初の学生数はたったの62人だったそうです。現在は13学部8研究所があります。(КНУ имени Тараса Шевченко より)

 

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扉を開けて中に入るとシェフチェンコ像がお出迎え。

展示の中で最も印象的だったのは、当時の学生生活の厳しさ。

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これが当時の時間割で、朝8時から夜7時までみっちり授業。休み時間はなし…!学生は先生に失礼な態度をとったりテストの出来が悪かったりすると牢屋に2,3日から1週間ほど入れられたそうです。

牢屋には机と寝具のないベッド、筆記用具一式が置いてあり、牢屋に入れられた学生はそこで勉強させられたそうです。

一番罰が重かったのが「遅刻」。というのも、講義が行われるフロアは学生達が寝泊まりするフロアの真下にあってものの1分ほどで教室についてしまうから…だそうです。厳しい。

 

そして、革命や東部での戦争で亡くなった学生の写真も展示してありました。

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現在も東部戦線に志願兵として参加している学生はいるそうですが、みんな無事に帰って来れているとのことです。